Interview

博士課程を経て入社、現在は「現場主義」で薬品開発に取り組む

H.S

技術開発職(DE)

開発生産技術二課

2024年 新卒入社

生物理工学研究科生物工学専攻、博士課程修了

Profile

腸内細菌の代謝産物を研究し、博士課程修了。入社後は、家庭紙製造向けの薬品を開発し、操業効率向上やコスト削減に貢献。

6年以上取り組んできたテーマとは異なる領域に挑戦したかった

Q大学の専攻と、志望していた業界、企業、仕事は?

大学では腸内細菌の代謝産物が宿主の健康に与える影響をテーマに、6年以上研究に取り組んできました。
過去の論文を基に仮説の構築から実験、そして考察までを積み重ね、自らの研究内容を論文にしていく中で、得られた結果を理論的に整理し、過去の報告と照らし合わせながら考察を深めることに、特に難しさとやりがいを実感していました。

この経験から、専門知識だけでなく「研究の進め方」そのものが自分の強みだと考えるようになり、研究職と開発職は異なると認識したうえで研究開発職を志望するようになりました。
一方で、新しい分野にも挑戦したいとの思いから、あえてこれまでと異なるテーマに取り組める製薬や化学系メーカーを中心に就職活動を行いました。

Qメンテックを選んだ理由は?

就職活動を通じてさまざまな企業と接する中で、メンテックは「人」の面が最も印象に残りました。

平均年齢が若く、自分自身もなじみやすい環境だと感じたほか、面接や座談会で出会った社員の方々が皆話しやすく、率直なコミュニケーションを大切にしている印象を受けました。特に、飾らず自然体で会話できたことが印象的で、自分も無理に取り繕わずにいられる雰囲気に惹かれました。こうした環境であれば、分からないことに直面しても気兼ねなく質問ができ、チームで協力しながら前向きに仕事に取り組めると確信しました。

また、抄紙機の汚れ防止技術で国内シェア99%を誇る高い技術力や、人口増加が著しい海外にも拠点を展開し、シェアを伸ばしている将来性も魅力を感じ、他の企業ではなくメンテックを選びました。

安定操業の支援や品質向上を目的としたソリューションを提供

Q現在の仕事内容は?

私は、家庭紙(ティッシュ・トイレットペーパー・ペーパータオルなど)を製造する抄紙機向けの薬品を開発しています。
お客様ごとに異なるマシン構成や操業条件に応じて最適な薬品を設計・提案し、安定操業の支援や品質向上を目的としたソリューションを提供しています。新たな薬品を導入する際には、全国の製紙工場に赴き、実際の現場で操業に立ち会い、ラボテストの結果が実機でも再現されるかを確認しています。

このように「現場主義」を基本スタンスとし、生産現場の課題に即した技術提案を通じて、お客様の操業効率向上やコスト削減、製品品質の安定といった価値を提供しています。

仮説や準備が現場の成果につながると手応えを感じる

Q仕事でやりがいやモチベーションを感じるときは?

家庭紙マシンに携わるようになって日が浅く、現時点では自分が主体となって選定した薬品はありません。そのため、大きな達成感を感じる機会は多くはありませんが、先輩社員とともにフィールドテストに立ち会い、ラボテストの結果が実機でも再現された瞬間には強いやりがいを感じました。

目に見える形で結果が出たことで、地道にデータを積み重ね、細かい条件まで検証するラボテストの重要性を実感しました。
自分の仮説や準備が現場の成果につながるという手応えが、今後のモチベーションにもつながっています。

社内のメンバー、お客様とともに課題を解決、よい成功体験となった

入社1年目に担当した板紙マシンでの出来事が、最も印象に残っています。

お客様から「薬品を直接適用しているドライヤーの次の工程でも、汚れ防止効果が続くようにしたい」と要望をいただき、薬品の性能だけでなく、装置側の条件も含めて総合的に見直す必要がありました。課題の背景やニーズを直接ヒアリングし、時にはアドバイスもいただきながら何度もフィールドテストを繰り返す中で、結果が出ず悩むこともありました。

しかし、社内の先輩方とともに粘り強く取り組んだ結果、最終的に後工程でも薬品効果が続くことを確認できました。お客様から喜びの言葉をいただいたとき、自分の仕事が現場で確かに価値を生んだのだと実感でき、大きな達成感を得ました。社内の人間だけではなく、お客様とともに課題解決していく経験ができ、よい成功体験となりました。

仕事とライフイベントを両立させながら専門性を深め、社内で頼りにされる存在に

Q将来の目標は?

現在の目標は、家庭紙マシン向けの薬品において、自分が設計した処方をお客様に採用していただくことです。

これまでの業務を通じて、現場に最適な薬品設計の難しさと奥深さを実感しています。そのため、知識や経験を積み重ね、実機での再現性やお客様のニーズへの対応力をさらに高めていきたいと考えています。

将来的には、仕事だけでなくライフイベントとの両立も大切にしながら、専門性を深め、社内で頼りにされる存在を目指しています。「この分野のことならあの人に聞けば間違いない!」と言われるような、技術的にも人間的にも信頼される社員になることが、私のキャリアにおける理想の姿です。

入社前に感じていた風通しの良さは、入社後さらに強く実感

Qズバリ、メンテックの魅力は?

私が感じているメンテックの魅力は、業務で関わる方々と良好な人間関係を築ける点です。

入社前に感じていた風通しの良さは、入社後にさらに強く実感しています。
分からないことがあれば気軽に質問でき、丁寧に教えてくれる社員が多いため、安心して仕事に取り組むことができます。

入社後に感じた「いい意味でのギャップ」は、オンとオフの切り替えがはっきりしている人が多いことです。業務には真摯に取り組みつつ、冗談を言い合える明るい雰囲気があり、日々の仕事にも自然と前向きに取り組めます。休日に社員同士で遊びに出かけることもあり、人間関係の良さを日常的に感じています。
こうした「人の良さ」や「温かさ」は、メンテックならではの大きな魅力だと感じています。

Q充実していると思う社内制度は?

私は福利厚生の「ベネフィット・ステーション」を実際に活用しており、映画館や温泉、スキー場で利用したことがあります。休日によく出かける私にとって、外出先でお得に楽しめるこの制度は、リフレッシュに欠かせない存在です。

Schedule

富士技術開発センター → 神奈川
神奈川
神奈川 → 自宅
富士技術開発センター
富士技術開発センター
06:00

06:30

ホテルロビー集合、打合せ

07:00

07:30 - 15:00

お客様の工場でフィールドテスト

08:00

08:30 - 08:45

朝会

08:30

ホテルロビー集合、打合せ

08:30 - 11:00

試作品処方検討、薬品調整

08:30 - 16:00

薬品選定・ラボテスト

09:00

08:45 - 17:30

薬品選定・ラボテスト

10:00

10:00 - 14:00

お客様の工場でフィールドテスト

11:00

11:00 - 12:00

データ解析に関する研修

12:00

12:00 - 13:00

先輩とランチ

13:00

13:00 - 17:30

LTデータまとめ、報告資料作成

14:00

14:00 - 15:00

フィールドテストの結果を営業と考察

15:00

15:00 - 17:30

フィールドテストの結果を営業と考察

15:00 - 17:00

静岡へ車移動

16:00

16:00 - 17:00

エリアミーティング

17:00

17:00 - 18:00

日報作成

17:30 ~

翌日のフィールドテストに備え移動

18:00

週によってスケジュールは変わります

休日の過ごし方は?

  • 沼津の劇場でお笑い鑑賞
  • ジムで運動
  • 岩盤浴
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